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岩田 吉丘(Yoshitaka IWATA)

顔写真 派遣期間 平成28年9月~平成28年12月
派遣先大学 University of York
派遣先国・地域名 United Kingdom・York

派遣プログラムの内容について

University of York, Department of ElectronicsのMicroRoboticsを専門とするDr. Shuhei Miyashitaの指導の下、自己折り畳み(self-folding)技術に関する研究を行いました。近年、マイクロサイズのロボットや医療用デバイスなどへの応用に向けて、平面から3次元構造を自動的に生み出すことが可能なself-foldingという技術が盛んに研究されています。self-folding技術を用いることで、マイクロスケールの非常に小さな構造を簡易に製作することが可能となります。従来研究では、一度平面を3次元構造に折り畳んだ後、再び平面に戻すということが困難でした。そこで本プログラムでは、熱応答ハイドロゲル(thermal responsible hydrogel)と呼ばれる温度によって形状を変化させるゲルを用いることで、繰り返し折り畳むことが可能なself-folding技術の実現を目指しました。

学習成果について

イギリスでは非常にディスカッションの機会が多く、プログラム開始時は苦労しました。頭の中で英文を考えているうちに話が進んでしまい中々ディスカッションに割って入るのが難しかったのですが、3か月間の成果もあり帰国前はなんとか参加できるようになりました。研究内容に関しては、プログラム終了2日前となるものの、目標としていたSelf-foldingを実現することができました。また、他大学の研究室と合同で、週に2、3回程度Skypeで論文紹介をし合うという機会がありました。論文を読む、要約を書く、他人に説明する、そしてディスカッションするということを毎週繰り返し、Reading, Listening, Speaking全てにおいて、非常に成長したと感じています。

海外での経験について

私の滞在したYorkはイギリス中部に位置しており、中部のアクセントはもちろん、北部や南部など様々なアクセントを聞く機会がありました。国籍によるアクセントの違いだけでなく、地方による違いも勉強でき良い経験となりました。また、どうしても電話をしなければならない機会が何度もあり、電話で対応できたことは成長したと感じています。滞在中はYorkはもちろん、London, Edinburghなどにも訪れる機会がありました。1000年を超えるような非常に歴史のある建造物が数多く残っており、実際に目で見て圧巻でした。

今後の進路への影響について

留学前は日本企業に就職し、海外出張が時々必要な程度に海外交流ができる場で働きたいと考えていました。しかしながら今回の留学を通して、海外勤務できる企業に就職したいという思いが強くなりました。また修士課程修了後に、企業に就職する前に博士課程に進学する道をごくわずかに考えていましたが、留学を通して博士課程進学への気持ちが大きくなりました。University of Yorkの国際色は非常に豊かで、例えば学部によってはイギリス人が数%でその大半を留学生が占めるところもあるそうです。この経験を通して、将来的に仕事で英語を流暢に使える程度にまでなっていなければ、日本社会では生き残れても国際社会で生き残れないと感じました。したがって、博士課程に進学し、研究分野でしっかりと英語を使えるようになってから社会に出たいという気持ちが大きくなりました。

その他

今回の留学では、研究室の枠を超えてたくさんの方にお世話になり、また知り合うことが出来ました。支えて下さった方々に感謝しています。