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岩田 吉丘(Yoshitaka IWATA)

顔写真 派遣期間 平成27年10月8日~平成27年11月7日
派遣先大学 University of Connecticut
派遣先国・地域名 アメリカ・コネチカット州

派遣プログラムの内容について

University of Connecticut, School of Engineering, Biomedical Engineering Department, Hoshino Group にて、胎児モデルに関する研究を行った。WHOによると、先進国に住む女性の妊娠に関連した原因による死亡割合は、発展途上国の25倍である。この統計を下げるために、胎児の心拍数を測定する胎児ドップラーモニターが必要不可欠である。なぜなら、胎児の心拍数により異変を早期発見できるためである。本プログラムでは、このモニターが壊れた場合の修理に役立つ、胎児モデルの研究を行った。具体的には、胎児モデルの作製と、胎児モデルを小さくするための実験を行った(小さくすることにより、胎児モデルを安価に作ることができるため、発展途上国においては経済的に効果的である)。また、Biomedical Engineering に所属する学生の前で研究内容のプレゼンテーションを行った。

学習成果について

日本では機械科学・航空学科に所属しており、University of Conneticut ではBiomedical Engineering の学生として活動した。そのため、学問に関しては今までに学んでこなかった新たな知識を豊富に得られたと考えている。一方で語学力に関しては、非常に成長を感じている。現地大学に到着した当初には何を話しているのか理解できなかった相手(インドやメキシコ国籍の人)の英語を、滞在終盤には聞き取ることができるようになった。また、様々な国籍の人々が発音する英語、日常会話には使わない専門用語に触れる機会が多く、語学力の上達につながったと考えている。

海外での経験について

研究以外の時間には、JSA (Japan Student Association) というグループの活動に参加した。ほとんどが日本が好き、または日本に興味があるという人の集まりで、遊びはもちろん、勉強会も行った。たとえば日中韓三か国の関係について議論するという機会があり、日中韓に属さない人のディスカッションを聞けて非常に勉強になるとともに、アメリカの学生の熱心さに驚いた。また、現地の友人たちとの会話では、英語、中国語、日本語、ドイツ語など、数カ国の言語が飛び交い、非常に圧倒された。日本では、英語が話せたらすごいという感覚だったが、現地の大学では、二言語話せてあたりまで、三言語話せる人も珍しくないという状態であった。現地を観光した際は、ネットが使えなかったため、何度も人に道や電車を聞きつつになったが、自分の英語の発音の良し悪しを試すことができ、非常に良い経験となった。

今後の進路への影響について

1ヶ月の海外での生活を通して、海外での生活の良さにも気づいたが、自分には日本での生活の方があっていると感じた。ゆえに、以前の通り、大学院卒業後に国内メーカーに就職したいという気持ちに変化はない。しかし、現地での人との触れ合いを通して、多数の国の文化を見聞きする機会があり、その部分に日本にはない魅力を感じた。よって、本留学を通して、以前は持ち合わせていなかった海外の人と接する機会のある職場で働きたいという意思を得た。また、修士課程、博士課程の学生と会話をする機会があった。日本の理工系学生は、修士課程修了後に就職するというのが通例となっていると思うが、彼らの話を聞いて、その他の進路も選択肢に入れてみようと考えた。