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スーパーグローバル大学創成支援(SGU) Waseda Ocean構想Waseda Goes Global: A Plan to Build a Worldwide Academic Network
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岩本 尚也(Naoya IWAMOTO)

顔写真 派遣期間 平成28年9月~平成28年11月
派遣先大学 UCLA
派遣先国・地域名 アメリカ・ロサンゼルス

派遣プログラムの内容について

本プログラムでは、およそ2カ月間、米国ロサンゼルスにあるUCLAにて、Demetri Terzopoulos教授の下、ヘアシミュレーションに関する研究に従事した。UCLAは、世界中の中でも物理シミュレーションやキャラクタアニメーションに関する研究成果が非常に高く、彼らとのディスカッションで生まれる密度の高い研究時間は国内では得られない経験となる。また米国はCGに関するカンファレンスが非常に活発で、期間中にサンフランシスコで開催されたMotion In Gamesという学会に参加し、研究者とのディスカッションやフィードバックを得た。研究以外では、ロサンゼルスに多くあるCG/VFX企業の訪問をし、エンジニアの方とディスカッションをしたりして、本場の映像制作スタジオの様子を調査してきた。

学習成果について

研究以外では、住居場所がロサンゼルスの中でも西海岸側に位置するサンタモニカという地域であり、天気が良く、海も近いなど開放的な気分を期間中味わうことができた。一方で、米国は車社会であり、車を持たない生活は移動が非常に不便であり、休日は自宅で過ごすことが多かった。授業がないことや泊まった場所が学生寮ではなく一般家庭であったことから友人が作りにくい環境であったが、UCLAに留学する多くの日本人と出会う機会はひじょうに多かった。滞在中に様々なVFXやアニメーション企業を訪問し、エンジニアや研究者にとって非常に魅力的な労働環境であったため、働く場合は米国は非常に良い環境であると感じた一方、街が非常に広大で、何か食べたいものがあったときに遠くまで行かないといけないなど住むには少々不便であるようには感じた。

海外での経験について

今回の滞在では、海外での越冬、クリスマス、年越しなど初めての経験が多くあった。今年の英国の冬は100年に一度の暖冬であったこともあり、寒くはなかったが、同時に最大の降雨量を記録し、雨模様が連日続いた。今回滞在した学生寮には一同が集まるダイニングホールやコモンルームがあったこともあり、前回の滞在に比べ幅広い学生との交流を図ることができた。クリスマス時期には、友人宅でターキーを焼くなど海外ならではの経験もできた。欧州のクリスマスは一般的に家族と過ごすものであるようで、日本でいう年末年始のような静けさがあり、電車は運休になり、閉じているお店も多く見られた。一方で年越しはパレードや打ち上げ花火など活発なものであった。また、英国にはまだ手紙文化が色濃く残っていることもあり、こちらでできた友人同士や日本の友人や家族宛てにクリスマスカードやポストカードを出すなど、文化的な体験も多くできた。

今後の進路への影響について

期間中は就職活動をしようと思い、VFXやアニメーションスタジオを回っており、実際に行ったのは、ロサンゼルスにあるMethod Studio、Walt Disney Animation Studios、サンフランシスコにあるPixar Animation Studiosである。中でもMethod Studiosでは、Character Rigging Technical Directorのポジションで面接を受け、即採用には至らなかったものの、今後連絡を取り合う仲にまでに至った。大きく問題となったのは就労ビザであり、日本国内での大学を卒業した場合と米国の大学を卒業した場合で、ビザの発行手続きの手間が大きく異なるため、日本国内で卒業した学生に求められる要求は非常に高いように感じた。ただし、実際に現地に行って、エンジニアと話したりする機会を作ることは進路に大きく影響するとは感じているため、長期留学は、就職活動をする上で非常によい機会かと思っている。