早稲田大学 ICT・ロボット工学拠点

スーパーグローバル大学創成支援(SGU) Waseda Ocean構想
Waseda Goes Global:A Plan to Build a Worldwide Academic Network
that is Open, Dynamic and Diverse

早稲田大学

海外派遣学生/Student

細谷 航平 Kouhei HOSOYA

派遣期間
平成27年8月~平成27年10月
派遣先大学
Singapore University of Technology and Design
派遣先国・地域名
シンガポール

派遣プログラムの内容について

マイクロ流路をCutting Plotter, Laminator, Laminate Film を用いて製作し、その製作にかかる時間、コスト確認した。

また、製作したマイクロ流路にどのように液体を注ぐのが良いかを考え、一般に知られているものより柔らかくなるように製作したPDMS,3Dプリンターを用い製作したコの字形のものを用いることで、液体を漏らすことなく流路に注ぐことを可能にした。

最後にアプリケーションとしてT字の流路を作成し、水と油の二つの液体を二つのインレット(導入口)から注くことで油の中に水のDroplet(液滴)を作成した。

学習成果について

日本での研究とは異なる分野の研究をすることで研究の背景、目的を述べることの難しさを再確認できた。行っている研究の何が新しく、重要なのかを述べるには従来の研究に関する論文を理解することが非常に重要であることを再確認した。

また、得られた実験結果をすべて考察に利用するということを学んだ。これは留学前から言われていたことだが、留学前は予想から外れたような実験結果が得られるとうまく考察に利用できていなかったが、異なる分野の研究を通し、どんな研究でも思い通りの実験結果が得られることは少ないことを実感でき、予想から外れた実験結果も再現性が悪いなどのような考察につなげることができるようになった。

海外での経験について

語学力に関しては自分から英語で話しかけることに躊躇がなくなり、伝わりにくい表現をしてしまうこともあるが現地の学生に自分の伝えたいことを伝えることができるようにはなったと実感している。リスニングに関しては向上が見られたかどうか個人的にはわからないが、まだまだ勉強が足りないと実感した。

また、今回の海外での経験を通し、海外の人に対する壁がなくなった。初の海外の経験ということもあり、現地の学生にも非常に良くしてもらったため、もし海外の研究室から交換留学等で日本の研究室に来る人がいれば積極的に話しかけようと思うようになった。

今後の進路への影響について

今回の留学を通して、英語を聞き取れること、話せることの必要性を何より感じた。英語が母国語でない人であっても、自分のように現地の人同士の会話を全然聞き取れない人はほとんどおらず、現地の人と容易にコミュニケーションをとれていたことに非常に勉強不足を感じた。そのため、修士のうちに休学をして、半年から一年ほど語学留学をしたいという気持ちが非常に強くなった。その語学留学を通して、専門的な話は別としても日常会話レベルであれば日本人と日本語で話すような感じで英語が母国語の人と英語でコミュニケーションをとれるようになりたいと考えている。