早稲田大学 ICT・ロボット工学拠点

スーパーグローバル大学創成支援(SGU) Waseda Ocean構想
Waseda Goes Global:A Plan to Build a Worldwide Academic Network
that is Open, Dynamic and Diverse

早稲田大学

海外派遣学生/Student

柳田 耀 Hikaru YANAGIDA

派遣期間
令和元年9月~令和元年12月
派遣先大学
マンチェスター大学
派遣先国・地域名
イギリス・マンチェスター

派遣プログラムの内容について

マンチェスター大学にあるアームロボットSawyerを用いて、人ーロボット間の力による身体的なインタラクションを行うための予備実験を行いました。

学習成果について

ロボットのアームを手で動かし、3パターンの動作を学習させるべく、関節角度の時系列データを取得しました。ニューラルネットワーク で学習を行い、学習済みのモデルをロボットに入れて動かし、今後行うヒューマンロボットインタラクションの予備実験を行いました。ロボットを使用した経験がなかったため、データ収集から、学習、学習済みモデルを使用したロボットの動作生成という一連の流れを経験できたことは今後の研究にも繋がると思います。また、自分の研究について英語で研究室の方に簡単に説明する機会があったり、シンポジウムに参加して様々な研究のお話を聞いたことも良い経験になりました。

海外での経験について

私は実家暮らしでしたので、初めての一人生活、初めての海外生活でした。はじめは想像以上に心細く、さみしく感じましたが、その分研究室や他の方々の優しさが身にしみました。イギリスに来たものの知り合ったイギリス人はそこまで多くはなく、留学生が多数でした。それゆえに、皆留学生の大変さ寂しさなど全てわかっているから大丈夫だよ。と研究室の方から言われ、安心したのをよく覚えております。毎日ランチを一緒に食べたり、テーブルサッカーで遊んだり、またクリスマスの時期だったこともあり学科のクリスマスパーティーに参加したり、ライトアップのイベントに皆で行ったり、アドベントカレンダーで毎日チョコレートを食べたりとたくさんの経験ができました。現地で開催されたジャパニーズフェスティバルに参加し、日本のことを学ぶ海外の方が多くいることを知り、改めて日本文化の魅力も感じました。また週末などを利用してエディンバラ、ロンドン、その他いくつかの都市へ旅行に行けたのも良い思い出となりました。スーパーの店員さん、旅行先で出会った人、フラットメイトの方など研究室外の人も含めたくさんの人の暖かさを感じた3ヶ月でした。

今後の進路への影響について

今回、様々な国籍の方に出会う機会があったこともあり、もっと世界を知りたいと思うようになりました。また、海外の人と触れ合う中で自分がいかに日本文化をわかっていないかを知り、恥ずかしく思ったので今後海外の方などに日本のことをもっと語れる人間になりたいとも思いました。英語力に自信がある方ではありませんでしたが、この経験を通して海外でも生活していくことができるという自信がついたので、今後は世界中の人とコミュニケーションを取るような仕事にも積極的にチャレンジして行きたいと思うようになりました。

その他

このような貴重な経験をさせていただくことができ、サポートしてくださった皆様に大変感謝しております。